2013年8月18日日曜日

Japan's Pitching Monsters

アメリカの大手スポーツ中継局ESPNが取り上げた「高校野球の投げ過ぎ」という問題提起において日本国内でも様々な意見が出ています。ただESPNをはじめ沢山の人が勘違いしていますが、高校野球はプロ野球球団直属の育成組織ではありません。高野連という組織がプロ野球とは独立して存在する事を頭に入れておく必要があります。高野連・学校側から見れば高校野球はビジネスです。

高野連の存在意義や功罪については語りませんが、高校野球で頑張って有名大学に特待進学して有名企業に就職した方がプロに行くより幸せだったという可能性は十分考えられます。重ねて言いますが高校野球はプロ野球の育成組織ではありません。
例えば取り上げられた安楽選手の場合、彼の将来を考えていたメジャー球団、日本球団がもしあったとしたら済美に入る前の15歳の時に交渉してドラフト指名をしていれば何も問題がありませんでした。それをわきまえた上で日本の高校野球という枠組みを批判しないといけないのです。

まあ個人的には高校野球に投球数の制限を設けるよりも7回終了でいいと思います。ピッチャーだけではなく野手や観客もこの糞暑い中、よく我慢しているなと感心してしまいます。トーナメント競技のはかなさ、美しさが高校野球のウリならば9イニングから7イニングに変えても何ら問題ないはずです。