今シーズンの最大の注目は車の規格が変わった事です。ジェネレーション6と呼ばれるものです。前回のCOT導入された2007年はヘンドリックの独壇場でシーズンが進みました。新車という事でそういうワンサイドゲームが危惧されましたが、今シーズンはバランスが取れていると思います。
トラック別で見るとプレートレースとショートトラックなどNASCARの人気トラックでのレースは問題ありませんでした。しかし、NASCARの王道であるハイバンクの1.5マイルオーバルがツマラナクなっています。おそらくハイバンクの高速オーバルなのにワイドラインで走れてないのが問題だと思います。NASCARの運営側の改善に期待します。
ドライバー面ではなんといってもダニカパトリックのフル参戦です。ここまでの成績は大方の予想通りだと思います。ドライバーの実力が試されるレースはイマイチで、総合力が問われるレースではそれなりに走れているという程度です。インディーで「オーバルの魔術師」と呼ばれるくらい一時代を築いたサムホーニッシュJRですら5年やってようやく一人前になろうとしているレベルです。ダニカもまだまだ時間がかかるでしょう。ネイションワイドから上がってきたステンハウスJRは一年目にしては合格点ですが、トップチームにいる以上ここからの進化が求められます。周囲の雑音には戸惑っているでしょうが、頑張るしかないでしょうね。
今年のF1もレースの展開が激しく、NASCARも負けてられない状況となっていますが、今シーズンのレース内容も高値安定です。気になったのは燃費が良すぎて燃費レースにならないというところでしょうか。